2019年3月 1 日 木曜日
【家族葬事例001】
行きつけのコーヒー店まで、電車に乗って飲みに通うくらいコーヒーが大好きだったおじいちゃん。
ひとりで電車に乗っていくことがままならなくなってからは、息子さんがお店まで付き添い、通われたそうです。 お通夜の席でもその話を伺いながら、コーヒー店でお茶をした雰囲気を場所は違うけれど、ご参列の皆様も一緒に味わってもらえないものかと思いました。
翌朝、おじいちゃんが通ったコーヒー店に行き、お店の方に事情を話したところ、快く魔法瓶いっぱいに熱々のコーヒーを用意してくださいました。私はその魔法瓶を抱え式場に戻り、おじいちゃんにコーヒーをお供えしました。 最後のお別れの時、ご参列の皆様にコーヒーを召し上がっていただきました。
なかには初めてコーヒーを飲まれる方もいらっしゃいました。遺影のおじいちゃんの笑顔は誇らしげに「美味しいだろ」と言っているようでした。